アスピリン喘息

(NSAIDs過敏喘息)



    喘息の患者さんの10〜20人に1人はアスピリン喘息!

    アスピリン喘息(Aspirin induced asthma:AIA)は、アスピリンおよびアスピリンと
    同じような作用がある解熱鎮痛剤(非ステロイド性抗炎症薬(non-steroidal
    antiinflammatoty drugs:
NSAIDs;解熱薬、頭痛薬、鎮痛薬、かぜ薬、坐薬など
    に含まれます)の使用によって誘発される喘息をいいます。


 すべてのドクターにアスピリン喘息につてご理解いただきたいと思います!
 アスピリン喘息はアスピリンだけで起こるものではありません。ほとんどすべての
 解熱鎮痛薬で起こります。
 解熱鎮痛剤を投与する際、アスピりン喘息の患者さんには十分な注意をお願いしま
 す!

 アスピリン喘息の患者さんは、病院に受診された際、必ず「アスピリン喘息」である
 ことを先生に申告してください!


アスピリン喘息の特徴

1.  成人の喘息の5〜10%に出現する。小児ではまれ。
2.  30〜40代に発症。女性にやや多い。(男:女=1:2)
3.  ときに、意識障害をきたすほどの大発作になり、死亡することもある。
4.  重症で治りにくくなることがある。(重症喘息が半数以上を占める)
5.  鼻茸(鼻ポリープ)や蓄膿(副鼻腔炎)を合併していることが多い。
6.  嗅覚が低下していることが多い。


アスピリン喘息では、一般に解熱鎮痛剤を服用して15〜30分後に喘息発作が起こりますが、遅い場合でも2時間以内に起こるとされています。

アスピリン喘息は、非アレルギー性で解熱鎮痛薬の持つ共通の薬理作用であるアラキドン酸シクロオキシナーぜ阻害作用(COX-1阻害作用=プロスタグランジン生合成阻害作用)が過敏反応の引き金になるものと考えられています。

慢性鼻炎を持つ患者さんは84.4%を占め、しかも鼻症状が重い患者さんが多い。鼻茸は71.9%の患者さんに見られるが、非アスピリン喘息にも8%程度で認められ、結局、鼻茸を合併する喘息の患者さんの40%がアスピリン喘息と考えられる。(現代医療、榊原博樹ほかより参照:2004)



誘発物質

 誘発物質は解熱鎮痛剤のほかに食品、医療添加物などがあります。

 1. 解熱鎮痛剤
誘発作用の強力な薬


左記の解熱鎮痛薬は非ステロイド性抗炎症薬(non-steroidal antiinflammatoty drugs:NSAIDs)といいます。


(黒字)内医療機関で投与する医薬用の商品名
(青字)は市販薬商品名

見ていただきますように、市販されている大部分の総合感冒薬には、解熱鎮痛薬が使用されており、中には解熱鎮痛薬が二種類使用(下線表示したもの)されているものもあります。

したがって、アスピリン喘息の方は市販されているほとんどの総合感冒薬や鎮痛薬は使用できないことになります!
できれば、市販薬は服用しない方が良いと思います。
やむなく、市販薬を購入される場合は、必ず薬局でアスピリン喘息であることを申し上げてください。
















































選択的COX-2阻害作用
がありますので、誘発されにくいとも考えられます。いずれも添付文書では禁忌になっています。
●アスピリン(アスピリン、バファリン配合錠A、
  バイアスピリン)
 
(バファリンA、バファリン顆粒、ケロリン、リ
  ングルピレナ、アルカセルツァー、バファリン
  プラスSエキセドリンA)  

     ※アスピリン=アセチルサリチル酸
●エテンザミド(エテンザミド)
 (新セデス錠セデスVセデスファースト
  リドンA
、サリドンエース、ノ―シンハッ
  キリエース
ナロエースナロンエース
  新リングルチン錠DリングルAP
  グレランエースハイタミン錠カゼンエー
  ユニ―パイロンα新コルゲンコ―ワ
  かぜ錠新コルゲンコ―ワかぜカプセル
●スルピリン(スルピリン、メチロン注)
●イソプロピルアンチピリン(ヨシピリン、クリア
  ミン配合錠A、SG配合顆粒

 (リングルAPアルペンゴールドプレコール
  持続性カプサリドンAサリドンWi
  デスハイセデスハイGパイロンハイ
●メフェナム酸(ポンタール)
●フルェナム酸(オパイリン)
●ジクロフェナック(ボルタレン錠、ポルタレン
  SRカプセル、ボルタンテ―プ、ボルタレン
  サポ、ナポールテ―プ、ナポールパップ

 (ポルタレンACテ―プ、ポルタレンACゲル、
  ポルタレンACローション、イブアウターパッ
  プL、イブアウターテ―プ、イブアウターゲル)
●スリンダク(クリノリル)
●インドメタシン(インテバン、インフリー、イン
  サイドパップ、インテバン軟膏、インドメタシ
  ンコ坐薬
、インテバン坐剤、インテバン外用
  液)

 (バンテリン、サロメチ―ルID<青>、インサ
  イドパップ、サロンパスEX、ハリックス55ID
  プラス、パテックスID、貼るアクテ―ジ、イブ
  アウターTテ―プ、イブアウターTゲル、イ
  ンサイドテープ、インサイドバップ、インサイ
  ドゲル、アンメルシンヨコヨコ、アンメルシン
  ゲル)
●プログルメタシン(ミリダシン)
●フェルビナク(セルタッチパップ、セルタッチ
  テープ、フェルビナクテープ)
 
(エアーサロンパスDX、サロメチ―ルFB、サ
  ロメチ―ルFBローション、パテックスフェルビ
  ナスター、パテックスフェルビナク、ゼノ―ル
  エクサム、ザハップフェルビナクS、フェイタ
  ス、アンメルツゴールドEX、セデスVFR)
●アンフェナク(フェナゾックス)
●イブプロフェン(ブルフェン)
 
(イブ、イブA錠、イブクイック頭痛薬、ベンザ
  ブロックL<銀>、ベンザブロックIP<青>、
  ルルアタックEX、ルルアタックIB、パブロンエ
  ース、パブロンN、エスタックイブファイン、コ
  ルゲンコ―ワIB透明カプセル、コルゲンコ―
  ワIB錠TX、ストナアイピージェル<赤>、ジ
  キニン錠エーIP、ケロリンIBカプレット、リン
  グルアイピー、カコナ―ルゴールドUP、バフ
  ァリンEX、カイゲン感冒錠、アンメルシン鎮
  痛錠、セデスキュア、サリドンWiバファリン
  バファリンプラスSナロンエース
  ロンエースR
フルルビプロフェン(フロペン、アドフィードバ
  ップ、ヤクバンテープ)
●チアプロフェン(スルガム)
●プラノプロフェン(二フラン)
●アルミノプロフェン(ミナルフェン)
●ケトプロフェン(モーラステ―プ、モーラスパッ
  プ、ミルタックスバップ)
●ナプロキセン(ナイキサン)
●ロキソプロフェン(ロキソニン、ロキソニンテー
  プ、 ロキソニンパップ、ロキソニンゲル)

 (ロキソニンS)
●アンピロキシカム(フルカム)
●ピロキシカム(バキソカプセル、バキソ軟膏、
  フェルデンサポジトリ、フェルデン軟膏)
●モフェゾラク(ジソペイン)
●ブコローム(パラミジンカプセル)
●オキサプロジン(アルボ)
●ナブメトン(レリフェン)
●ロルノキシカム(ロルカム)
●ザルトプロフェン(ソレトン
  などほとんどの酸性解熱鎮痛薬

誘発作用の弱い薬
●アセトアミノフェン(カロナール、サ―ルツ―、
  アセトアミノフェン、コカール、PL配合顆粒
  SG配合顆粒ペレックス配合顆粒ピーエイ
  配合錠

 
(ベンザプロックS<黄色>、ベンザエースA、
  新ルルAゴールド、新ルルAゴールドDX、新
  ルルA錠、新ルル−K顆粒、コンタック総合
  感冒薬、新コンタックかぜ総合、パブロンS
  ゴールド、パブロンゴールドA、パブロン50、
  パブロンS、パブロンSC、エスタック、ストナ
  ジェルサイナスS <白>、ストナプラスジェ
  ル2<黄色>、ストナデイタイム、ジキニン
  顆粒エース、新ジキニン顆粒、ジキニンC、
  ジキニン顆粒D、新ジキニン錠D、カイゲン、
  カイゲン感冒カプセル、カイゲン顆粒、タイレ
  ノ―ルA、タイレノ―ルFD、エスタック総合感
  冒、エスタックSR、プレコールエース顆粒、
  プレコールファミリー錠、パイロンMX、パイ
  ロンS、新コルゲンコ―ワかぜ錠新コルゲ
  ンコ―ワかぜカプセルシンハッキ
  エースリング ルバフリンプラスS
  バファリンルアルペンゴルドエキセ
  ドリンAンエーセデス錠
  デスVスハイセデファース
  デスハイGパイロンハイ、ハイタミン錠
  イロンαゼンエーニ―プレコ
  ール持続性カプセル新エスタックWヅシ
  チン錠Aヅシチン錠D


アセトアミノフェンでアスピリン喘息は誘発されにくいとされていますが、誘発されることもありますので注意が必要です。とくに用量が多いと誘発される可能性があります。
とくに、1000mg/日以上(300mg/回以上)は注意が必要!


添付文書ではアスピリン喘息に禁忌と記載されています。



誘発作用の疑いがあるもの
サリチルアミド(サリチルアミド、PL配合顆
  ピーエイ配合錠ペレックス配合
 (新エスタックW
PL顆粒、幼児用PL顆粒、ピーエイ錠、新エ
  スタックWにはアセトアミノフェンも含まれて
  います。


いずれも添付文書の禁忌にアスピリン喘息が記載されています。
 誘発作用の少ない薬
●メロキシカム(モ―ビック)
●エトドラク(オステラック、ハイペン)
●塩酸チアラミド(ソランタール)
●エピリゾール(メブロン)
●エモルファゾン(ペントイル)
●セレコキシブ(セレコックス:選択的COX-2阻
  害薬)
  などの塩基性解熱鎮痛薬
モ―ビック、ハイペン、ソランタ―ル、メプロン、セレコックスはいずれの添付文書でも、禁忌にアスピリン喘息の記載があります
※ペントイルの添付文書の禁忌に本剤の成分に
  対 して過敏症のある患者と記載されています
  が、アスピリン喘息の記載はありません。


(参考)
●塩酸ペンタゾシン(ソセゴン、ペンタジン)
●モルヒネ

※モルヒネ、ペンタゾシン、鎮痙剤などは安全に
  投与できるとされています。


ペンタゾシン、モルヒネはNSAIDsではありません。
 2. 食品・医薬品添加物
 誘発物質として確実なもの
・ 着色料(タートラジン:食用黄色4号など)
食品や薬剤などには着色料や防腐剤が含まれいますが、アスピリン喘息の患者さんでは、左記の着色料、防腐剤には注意が必要になりす。
・ 防腐剤(パラベン)
・ 防腐剤(安息香酸ナトリウム)
・ 保存料・酸化防止剤(サルファイト:亜硫酸塩)

誘発物質の疑いがあるもの
・ 化粧品・局所麻酔剤(ベンジルアルコール)
・ 着色料(サンセットイエロー:食用黄色5号)
・ 着色料(ニューコクシン:食用黄色102号)

 3. その他の医薬品
誘発物質として確実なもの
・ ソルメドロール
中等度以上の喘息発作のとき、点滴や静注で一般に使用するステロイド注射薬です。アスピリン喘息の患者さんではリン酸エステル型のステロイド注射薬を使用します。
・ ソルコーテフ
・ サクシゾン
・ 水溶性ブレドニン
 などコハク酸エステル型のステロイド注射薬

 4. 環境内のさまざまな化学物質?
誘発物質として確実なもの
・ 香水・化粧品
・ 防虫剤
・ 防かび剤
・ 強い香料の入った石鹸
・ シャンプー
練り歯磨き   など

 5. 自然界のサリチル酸化合
誘発物質として確実なもの
・ イチゴ
アスピリン喘息の患者さんでは左記のようなサリチル酸を多く含む野菜、果物などで発作が誘発されることがあります。
・ トマト
・ キュウリ
・ 柑橘類
・ メロン
・ パイナップル
・ キウイ
・ ブドウ
・ プラム
・ ミント
・ 香辛料
・ アーモンド   など

                           (2011年12月2日再作成)


塩基性解熱鎮痛剤について

以前には塩基性解熱鎮痛剤でアスピリン喘息はほとんど誘発されないといわれておりました。また、私自身の経験でもソランタールでアスピリン喘息が誘発された方は経験しておりませんが、ソランタール、メブロンなどでもアスピリン喘息が誘発された方がおられるとの事例もあり、添付文書の禁忌「アスピリン喘息又はその既往のある患者」と記載されております。
塩基性解熱鎮痛剤で発作が誘発されることもあり得ますので、アスピリン喘息の患者さんはすべての解熱鎮痛剤を避けるべきかも知れないと考えております。
また、ソランタール、メブロンには強い解熱鎮痛効果はありませんので、投与する意味あいも低いのではないかと私は考えております。(2005.4.21)


なお、エモルファゾン(ペントイル)の添付文書の禁忌に「本剤の成分に対して過敏症のある患者」と記載されていますが、アスピリン喘息に禁忌という記載はありません。




治療

基本的にはすべての解熱鎮痛薬(酸性)を徹底してさけること、さらに食品・医薬品の添加物を除外することが治療となります。
※一般にお医者さんでもらう解熱鎮痛薬は、ほとんどが酸性のものです。
薬物治療は一般の喘息と変わりありませんが、ロイコトリエン受容体拮抗薬(オノン、シングレア、キプレスなど)が有効ともいわれています。

喘息の患者さんでNSAIDsを使用する場合の注意
                (現代医療:2004年、榊原博樹ほかより参照)

1)NSAIDsによる発作の誘発歴がある場合
アスピリン喘息として取り扱い、NSAIDsは投与しない。

2)NSAIDsの服用歴がない場合
慢性鼻炎、鼻茸、副鼻腔炎、嗅覚障害、ステロイド依存、喘息が重症などの臨床像が複数ある場合はアスピリン喘息として扱い、NSAIDsは投与しない。なお、レントゲンを含めた耳鼻科的診断で副鼻腔炎ガ否定できれば、アスピリン喘息の可能性は低い。
  
3)喘息発症前にはNSAIDsを副作用なしに服用できた場合
喘息発症前にNSAIDsを副作用なしに服用できたたとしても、喘息発症とともに過敏性を獲得するようであり、喘息発症前のことはあてにならない。しだかって、
「NSAIDsの服用歴がない場合」に準じて対処する。

4)喘息発症後にNSAIDsを副作用なしに服用できた場合
このようなケースでアスピリン喘息は否定しても良い思われる。


負荷試験しないと確定診断できませんが、少なくとも、
NSAIDsによる発作の誘発歴がある場合はNSAIDsを投与しないことが重要となります。
負荷試験:日本ではスルピリン
による吸入試験が試みられています。米国ではアスピリン内服試験、欧州ではアスピリン-DL-リジンを用いた吸入試験が行われることが多いそうです。
負荷試験は
有益性が危険性を上回ると判断された場合、十分な説明と同意を得た上で、発作時の対策を十分に準備して実施する。
なお、負荷試験はアスピリン喘息を専門としている病院でしか検査はできません。



当院では事故などを防ぐためにアスピリン喘息の患者さんに下に示したような簡単な
「アスピリン喘息患者カード」を発行するようにしていますのでご参照下さい。
このカードを受診した医療機関などで提示するようにしてもらっています。


      アスピリン喘息患者カード

氏名:○○ ○○様    昭和○年○月○日生・男     
住所:○○県○○市○○
   TEL:○○○○○○○○○○

本患者さんはアスピリン喘息です。
ほとんど全ての解熱鎮痛薬は禁忌です!(使用できません!)
絶対に発作が誘発されないという解熱鎮痛剤はありません!
この患者さんでは解熱鎮痛薬を絶対に投与しないで下さい。
(ご本人にはその旨説明してありますし、解熱鎮痛薬を使用しな
 いように指示してあります)

●アスピリン喘息では解熱鎮痛薬によって喘息発作が誘発されます。
●アスピリン喘息で解熱鎮痛薬を使用すると致死的発作を起した
 り、
死亡することもあり、危険ですので十分ご注意下さい
●アスピリンだけでなくアスピリン以外のほとんどの解熱鎮痛薬で
 発作が誘発されます。

●内服薬、注射薬、貼付薬、塗布薬いずれでも誘発されます。
(鎮痛薬の貼り薬や塗り薬でも誘発されます!)
●塩酸チアラミド(ソランタール)やエピリゾール(メブロン)、
 エモルファゾン(ペントイル)は、
誘発作用がほとんどありませ
 んが、解熱鎮痛効果はほとんど期待できません。

●発作でステロイド薬を点滴する際には、リンデロン、デカドロン
 などのリン酸エステル型のステロイドを使用してください。

●喘息患者の10に1人はアスピリン喘息があります。

本患者さんは過去に○○○○で発作を起しています。

以上、何卒よろしくお願い申し上げます。
アスピリン喘息の詳細については当院ホームページを参照下さい。
 宮川医院ホームページ  http://www6.ocn.ne.jp/~miyagawa/

             平成○年○月○日
             岐阜市東金宝町3-25 宮川医院 宮川武彦
              TEL 058-262-0617   FAX 058-267-4548
アスピリン喘息患者に対する正しいご理解をお願い申し上げます。


このカードともにアスピリン喘息誘発物質の主な一覧表を付けてお渡ししております。



アスピリン喘息における注意事項

アスピリン喘息の患者さんは、医療機関を受診する際に必ずアスピリン喘息であることを先生に話してください(「私は解熱鎮痛剤を服用するとひどい喘息発作が起こります」と告げられた方が良いかもしれません)。とくに鎮痛薬を使用することが多い外科、整形外科、歯科を受診する場合は注意が必要です。外科、整形外科、歯科の先生は鎮痛剤で発作を起こしても、それについては診察や治療をしませんので、アスピリン喘息発作が恐ろしいことをあまり知られていないことが多いです。中には、アスピリン喘息について正しい知識がない先生もおられます。したがって、できれば喘息でかかりつけの先生にアスピリン喘息であることを証明するカードのようなものを発行してもらって常に携帯することが望まれます。
また、他の病院で「解熱剤」「痛み止め」「頭痛薬」などをもらって、服用しても良いかわからないときは、服用する前に必ず
喘息でかかりつけの先生(呼吸器科・内科)に連絡してたずねてください。
上にも示しましたように、薬局で買う風邪薬、熱下げ、痛み止め、頭痛薬のほとんどは、アスピリン喘息を誘発する解熱鎮痛薬が含まれていますので十分ご注意ください。漢方薬の葛根湯や地竜はアスピリン喘息を誘発しませんが、葛根湯に解熱鎮痛剤がプラスされているものは誘発されますのでご注意ください。
アスピリン喘息の患者さんで高熱が出た場合にどう対処するかということですが、当院では、解熱剤のソランタールを使用していますが、ソランタールは高熱に効果はほとんどありません。といって、他の解熱剤は使えませんので、全身(前頭部だけでなく、頸部、上腕、背部、腹部、大腿部、下肢など)を冷たいタオルで冷やすように指示しています。全身を冷やせば体温は下がると思います)
痛み止めの湿布薬塗り薬なら、貼るのだから、塗るのだから大丈夫じゃないかと思われる方がいますが、多くは鎮痛剤が含まれており、経皮的に吸収されますので薬を服用した場合と同じことが起こる可能性が非常に高いので注意して下さい。
よく使われる湿布薬、テープ、塗り薬を下に記載しますが、いずれも鎮痛剤が含まれており、
アスピリン喘息の患者さんでは使わないことです。

ジクロフェナック(ボルタレンテ―プ、ボルタレンジェル、ナボールバップ、ナ
  ボールテープ、ポルタレンACテープ、ポルタレンACジェル、イブアウター
  パップL、イブアウターテ―プ、イヴアウターゲル)
ケトプロフェン(モーラステ―プ、モーラスパップ、、ミルタックスバップ)
インドメタシン(インドメタシンパップ、インサイドバップ、インテバン軟膏、イン
  テバン外用液、バンテリン、サロメチ―ルID、サロンパスEX、パテックスID、
  パテックスフェルビナスター、アクテ―ジ、ハリックス55IDプラス、アクテ―
  ジ、イブアウタ―Tテ―プ、イヴアウターTゲル、
アンメルシンヨコヨコ、アン
  メルシンゲル

フェルビナク(セルタッチ、エアーサロンパスDX、サロメチ―ルFP、サロメチ
  ―ルFBローション、パテックスフェルビナク、パテックスフェルビナスター、フ
  ェイタス、 ゼノ―ルエクサム、アンメルツヨコヨコフェルビナエース)
ロキソプロフェン(ロキソニンバップ、ロキソニンテープ、ロキソニンゲル)
フルルビプロフェン(アドフィードバップ、ヤクバンテープ、エアサロンパスDX)
  などです。

ただし、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコールの製品(商品名:MS冷・温シップ、GSプラスター、イ―ジプラスタ、ヤンヤンプラスター、サロンパスAe、エアーサロンパス、、サロメチ―ル、トクホン、パテックスうすぴたシップ、パテックスぺたんシップ、ハリックス55EX、アンメルツヨコヨコ、ニューアンメルツヨコヨコAなど)ではアスピリン喘息が起こりにくいようです。(添付文書の禁忌に「本剤に対して過敏症の既往歴がある患者」と記載されていますが、アスピリン喘息禁忌の記載はありません。)

般にアスピリン喘息による死亡あるいは致死的事故は、アスピリン喘息について十分な知識がない医師のところで起こるといわれています。したがって、そんな場合は必ず喘息でかかりつけの先生に連絡してたずねることが大切です。
残念ながら、すべての先生がアスピリン喘息について良く知ってるわけではないという現状をご理解ください。「私、アスピリン喘息ですが、この薬を飲んでもいいですか」と先生に言っても、良くわからない先生では、いけない薬なのにもかかわらず「いいですよ」と言われることもあります。変な言いかたになりますが、アスピリン喘息の患者さんは「自分のからだは自分で守る」くらいのつもりでいる必要があることをわかっていただきたいと思います。
いずれにしても、薬局で風邪薬、鎮痛薬、解熱薬を購入する際には、必ず薬剤師の先生にアスピリン喘息であることを申し上げて、添付文書などで十分確認してもらうことが大切です。アスピリン喘息の方は薬局で購入する大部分の風邪薬、鎮痛薬、解熱薬は服用できませんので安易に購入せず、アスピリン喘息のことがよく分かっている病院または先生にかかられるのが一番適切です。
喘息の発作がひどいときにステロイドの注射を使用する場合がありますが、アスピリン喘息の患者さんでは一般に良く使われるコハク酸エステル型のステロイド(ソルコーテフ、サクシゾン、水溶性プレドニン、ソル・メドロールなど)を点滴や静注(とくに急速静注)すると発作が増悪することがありますので、緊急で他の病院を受診した時には必ずアスピリン喘息であることを申し出てください。
なお、その場合にはリン酸エステル型のステロイド(リンデロン、デカドロン、ハイドロコートンなど)を使用します。
ただし、内服薬は非エステル構造なので、アスピリン喘息でも安全に投与出来ます。
※ リン酸エステル型ステロイド 使用上の注意

デカドロン注射液には防腐剤であるプロピルパラベン、メチルパラベンのパラベンが含まれており、アスピリン喘息を誘発する可能性がありますのでご注意ください。
すなわち、リン酸エステル型のステロイドならアスピリン喘息患者に使用しても問題なしとは言えませんのでご注意ください。
リンデロン注については下に記載しました。、(2005.6.28記載)

   リン酸メタゾンナトリウム(リンデロン注)の重要な基本的注意追加

リン酸メタゾンナトリウム(リンデロン注)は、重要な基本的注意(厚労省/使用上の注意改訂情報 05/01/12より)として
「本剤の投与により、気管支喘息患者の喘息発作を増悪させることがあるので、薬物、食物、添加物等に過敏な喘息患者には特に注意が必要である。」 が追加記載されました。
著しい喘息発作のとき、アスピリン喘息の患者さんではリンデロンなどのリン酸エステル型のステロイドを使用することがすすめられていますが、リンデロンとの因果関係が否定できない「喘息発作」の増悪の報告が2例あったそうで、重要な基本的注意に追加されました。1例はハイドロコーチゾン(ソルコーテフ?)による喘息の既往があったそうで、リンデロン注にて顔面の発赤、喘鳴、呼吸困難増強を2回認めたそうで、リンデロンの内服に変更したところ著明に改善したそうです。
この結果から、このケースではリンデロンの成分そのものではなくリンデロン注に添加されているソルビトール(梨、りんご、プラムなどの果実類に含まれている化合物)または亜硫酸ナトリウム(酸化防止剤)が「喘息増悪」に関与したのではないかと考えられます。



アスピリン喘息の女性
重症の喘息で、アスピリン喘息がある女性の患者さんがいました。かつて、解熱薬(バファリン)を服用して意識不明の発作を起こしたこともあり、解熱鎮痛薬のみならず、着色料や防腐剤にも十分に注意していていました。
あるとき、一家で旅行に行くことになっていた前日の夜、女性は熱が出てしまいました。旅行を楽しみにしている三人の娘さんのこともあり、熱を下げなければと思ったお母さん、
「アスピリン喘息だけど、子供の坐薬なら軽いからいいのではないか・・・」と、絶対してはいけない解熱薬の坐薬をしてしまったのです。
案の定、大発作になりました。深夜2時、気丈にも車を自分で運転して私のところに来院されましたが、
到着したときは意識朦朧状態でした。車の運転席から降りることもできない状態だったので、私は抱きかかえて運転席から下ろし、女性を車椅子に乗せて処置室に運び、すぐ処置をしました。2時間後、女性の呼吸困難は改善し、自分で運転して家に帰っていきました。
アスピリン喘息はこのように思いもしないひどい発作に襲われます。なかには死亡する人もあるほどですから、十分注意する必要があります。
翌日、心配だったので電話をしたら、留守番をしていた女性のお母さんから「旅行に出かけました。ありがとうございました」と言われてビックリ!つい、8時間前には発作で意識朦朧としていたのですから。子を思う親の気持ちは本当にすごいと思いました。
ちなみに、この患者さんは
吸入ステロイド薬の定期使用で症状が著しく改善し、現在ではまったく発作もなく、大変元気に毎日を過ごしています。
もちろん、解熱鎮痛薬、防腐剤、着色料にはいまも十分注意を払っいます。


ケガのため服用した薬で致死的大発作に
アスピリン喘息の患者さんが、自転車に乗っていて車と接触してケガをし、病院の外科を受診しました。あらかじめ、患者さんにはアスピリン喘息であることを言ってあったのですが、患者さんは喘息ということだけ言っただけで、アスピリン喘息とは言いませんでした。
外科の先生から出された薬は抗生物質と鎮痛薬で、家に帰ってその薬を服用した後に意識不明状態になるほどの大発作がおこり、救急車で病院に運ばれました。患者さんは、酸素吸入、気管内挿管、点滴などの処置でなんとか一命をとり戻すことができました。

致死的だったこの大発作は、以下のようなことを注意をしていれば防ぐことが出来たはずです。
すなわち、(1)患者さんがアスピリン喘息であることを医師に告げていたら防ぐことができました。(2)外科の先生が「アスピリン喘息はありませんか?」「薬で発作をおこしたことはありませんか?」などと患者さんに尋ねていたら防ぐことができました。(3)患者さんが喘息でかかっている医師(私)に「この薬を飲んでもいいですか?」と尋ねていたら防ぐことができました。(4)常に、患者さんがアスピリン喘息であることを証明するカードを持っていたら防ぐことができました。
外科、整形外科、歯科などでは、痛みに対して良く鎮痛薬を処方されます。その場合、医師は患者さんが喘息であることを念頭において処方されていると思いますが、外科、整形外科、歯科の先生では、アスピリン喘息に対する知識が少なかったりすることもあります。したがって、そういう薬を処方されたら、必ず喘息でかかっている主治医に相談するようにしてください。
アスピリン喘息の発作は怖いです。アスピリン喘息について、すべての医師が良く知っていて、常に注意をはらっているわけではありませんので、喘息の治療を受けている先生以外の先生あるいは病院ににかかるときは、患者さんまたは家族が、あらかじめ
アスピリン喘息であることを申告することが大変重要です。
一番良いのは、喘息のかかりつけの先生にアスピリン喘息を証明するカードを発行してもらって、財布の中などに入れて常に携帯しておくことです。


隣人にもらった湿布薬で喘息発作に!
ご自身がアスピリン喘息であることを知っている患者さんが、ある日、あまりにも肩と首が痛かったので、そのことを隣人に話したところ、隣人は「これを貼ったら」と病院でもらった湿布薬をくれたそうです。
患者さんは「内服薬の痛み止めはだめ!」と言うことを良く知っていましたが、
湿布薬には何の疑い持たず貼ったそうです。そして、すぐに著しい呼吸困難になり、病院の救急外来を受診し点滴を受けたそうです。
このように、アスピリン喘息では
湿布薬で発作が起こることがあります。痛み止めの湿布薬の多くは鎮痛剤が含まれていますので十分な注意が必要です。
同様に、痛み止めのぬり薬でも発作を起こすことがあり、アスピリン喘息の患者さんは痛み止めのあらゆる薬に注意が必要です。
これはすべての人に言える常識的なことですが、決して他の人に投与された薬をもらって服用しないことです。
あるアスピリン喘息の患者さんは高熱が出たため、息子さんが病院でもらってきた風邪薬を服用したところ、意識不明となり呼吸停止まで来たす致死的発作にったということもあります。アスピリン喘息の患者さんは絶対に他の人に投与された薬をもらって服用しないようにして下さい!


アスピリン喘息に理解を!
本日、某県にお住まいの44歳・男性の喘息患者さんからメールをいただきました。内容は以下の通りです。(一部、文章を省略しました)

このたび、地元の総合病院にて解熱鎮痛剤を処方され、約90〜120分後に
アスピリン喘息大発作を発症し救急にて運ばれ一時は自分でも、もうだめかと諦めましたが同病院の先生の懸命な治療により一命を取り留めることができました。
先週の月曜日(10/17)の9時頃に、昨夜からの頭痛が気になり大事をとって病院の脳神経外科を受診し診察を受けました。診察内容としましてはCT検査と問診です。先生によるとCTの結果は特に問題は無いとのことで「解熱鎮痛剤を処方しますね!」とのことでした。その際
「私はアスピリン喘息」と伝えましたが、結果的に「ロキソニン錠60mgとムコスタ錠100mg」を処方され、薬局でも「アスピリン喘息でこの薬はどうかなぁ?」と言われましたが「先生にはアスピリン喘息のことは伝えてあるのですか?」と尋ねられましたので、「その旨は先生に伝えてあります」と返答しました。「それなら大丈夫なのかな?」と処方されその場で薬を飲み(10時頃)車を運転し、そこから15分程度の自宅まで帰り安静にしていました。 その後、11時30分頃〜12時にかけ息苦しくなり、それからだんだんと気管が締め付けられるような感覚に陥り息ができなくなったため、これはただ事では無いと身の危険を感じ自分で救急車を要請したかったのですが、息も出来ず声も単語程度しか発せられなくなったため、妻に電話連絡し「アスピリン喘息、救急車、息ができない」と伝え救急隊の要請をしました。その後5分程度で救急隊が到着し救急隊員の方には片言で薬をみせながらその旨を伝へ同病院を希望したのち、そちらへ緊急搬送していただきました。病院では先に報告致しましたように治療をして頂き次日まで入院し一命を取り留めた次第であります。しかし搬送される過程から治療を受けていたであろう時間帯の記憶が断片的にしかなく、病室ではっきりと記憶を取り戻したのは15時ぐらいからです。正直自分では、生還できたのが奇跡としか思えません。(なお、患者さんは4〜5年前から喘息を煩い他の病院から処方されている薬を服用しており、嗅覚はあまり良くないそうです)
今回の事件に対しても、しっかりとした対策ができているのかも疑問です。
今回の事故に対し医師でありながら、なぜ?未然に防止できなかったのか?不信感が募ります。先生への切なるお願いと致しまして、二度とこのような事故が起きないよう、この病気を医療機関へ広く認知していただき再発防止策を確立していただければと思います。

以上ですが、アスピリン喘息を理解していただきたくあえて掲載させていただきました。本ホームページの「アスピリン喘息」の項にも記載しましたが、こんなことがまだまだ起こっているのが現状です。中には死亡されることもありますので、どうかアスピリン喘息に対する理解を深めていただきたいと思います。とくに、アスピリン喘息を理解されている内科の先生などで機会があれば、外科、整形外科、歯科の先生などにお話しいただけると良いと思います。この方ばかりでなく、全国からこんなメールを多く受け、「何でこんなことが・・・」と沢山のお叱りをいただいております。
何とかしなければならないことだと思います
多くの先生方にアスピリン喘息を理解していただければと思います!(2011.10.30:喘息最新情報261より)


初めてアスピリン喘息を発症した女性!

30歳の女性が、20071月から咳が出現するようになり、改善しないため同年36日当院を受診。喘鳴(−)、呼吸困難(−)、強制呼出時喘鳴(−)、肺機能検査正常で咳喘息と診断しパルミコート200μg×2/日を投与、咳はほとんど消失しましたが、20084月に再び咳が出現するようになりオルベスコ 400μg×1/日に変更して改善。20096月まで継続し、いったん治療を中止し、その後は受診されませんでした。
その後、20105月に再び咳が出現し当院を受診。オルベスコを投与するも改善せず、同年6月から喘鳴、
軽度の呼吸困難が出現。気管支喘息としてシムビコート2吸入×2/日に変更したところ症状は著しく改善し、ほぼ消失していました。
なお、患者さんは
慢性副鼻腔炎、鼻茸について病院耳鼻咽喉科にて通院治療中でした。
その後の経過は良好でしたが、 2011103日腹痛を来たし病院を時間外受診。採血、CTで明らかな異常を認めず帰宅。しかし、腹痛は持続し、翌朝に同病院で処方された
ロキソニンを服用したところ、著しい呼吸困難出現し、病院に救急搬送。アスピリン喘息と診断され入院治療、同月6日退院。
過去4年間、
当院にて解熱鎮痛剤の使用はなく、アスピリン喘息の既往なし。咳喘息から喘息に移行し、アスピリン喘息を併発したと考えられました。

この患者さんは今回初めて予測もしないアスピリン喘息を発症し、大変驚かれたと思います。当院では一度も解熱鎮痛剤を使用しておらず、また、過去にそのように既往もなく、アスピリン喘息が起こるとは思っていませんでした。しかし、喘息、女性、慢性副鼻腔炎と鼻茸の合併ということを考えるとアスピリン喘息がおこる可能性があるかもしれないと考えられ、あらかじめ、「そういったことが起こるかもしれないので、解熱鎮痛剤は服用にない方が良いですよ」とお話しておくべきであったのではないかと反省しています。私が耳鼻科における治療について詳しくお聞きしなかったことも反省点と考えております。このようにアスピリン喘息は突然発症しますので、喘息になった患者さんが解熱鎮痛剤を使用する場合は、上に記述しました
「喘息の患者さんでNSAIDsを使用する場合の注意」参考にしていただきたいと思います。この患者さんには、二度とこのようなことが起こらないように、早速アスピリン喘息カードを発行しました。(2011.11.3)



嘘のような本当の話!

アスピリン喘息の女性の患者さんからメールが来ました。内容は嘘のような本当の話でした。女性は解熱鎮痛剤で何度も致死的発作を起こしている方で、ある日、咽頭痛と微熱があり耳鼻咽喉科を受診したそうです。先生が投薬される際に、患者さん「私はアスピリン喘息ですから解熱鎮痛剤が飲めません。今までに服用して死にそうになったこともあるんです」と言ったところ、先生は何と、「あなた、そんなこと言わない方がいいですよ。そんな病気、今はないですから」と言われ、全く相手にしてもらえなかったそうです。幸い、患者さんは投与された解熱鎮痛剤を服用しなかったので発作は起こらなかったそうですが、私に「何でこんなことが起こるのでしょうか、何とかしてください。広く多くの先生方にアスピリン喘息のことを教育していただきたいです」と言っておられました。先生の言葉に「まさか!」と私は愕然としましたし、患者さんの怒りはごもっともと思いました。これが嘘ではなく本当の話なのですからビックリです。
このように、すべての先生がアスピリン喘息のことを知っているわけではありませんので、アスピリン喘息の方は
「自分の身は自分で守る」くらいのつもりが必要です。
そのためには、かかりつけの先生(アスピリン喘息について良く知っている先生)にアスピリン喘息であることを証明するカードを作ってもらって携帯し、他の病院にかかったときは必ずそのカードを提示することが大切です。また、他の病院で解熱鎮痛剤を投与されたときや飲んでも良いかわからない薬を出された際には、その病院の先生に「いいですよ」と言われても、必ずかかりつけの先生(アスピリン喘息について良く知っている先生)に電話をして、服用してもいいかを確かめることが大切です。(2011.11.19)



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